新社屋のテーマは
「SHINKOH CIRCLE」
神鋼商事株式会社は、企業理念でもある「環境と人への配慮」を体現する新オフィス計画「SHINKOH CIRCLE(シンコウ・サークル)」の取り組みを開始しました。資源やエネルギーの循環を建築に取り入れ可視化することで、持続可能な社会の実現と企業の発信力強化を目指す新たな拠点となっています。金属リサイクル事業を通じて循環型社会の実現を目指す神鋼商事株式会社にとって、社屋の更新は単なる建替えではなく、企業姿勢を体現する象徴的なプロジェクトとなりました。

「SHINKOH CIRCLE」に込めた想い

材料の循環
建物は、解体時の再利用や資源化を見据え、材料ごとに分別しやすい構造を採用。接着剤に頼らない外装・構造とすることで、解体時の分別や再利用を容易にし、リサイクル性の高い建築を実現しています。

エネルギーの循環
1階には雨水を貯留できる仕組みを備えており、日常利用に加え、非常時の生活用水としての利用が可能。また、同階には防災用品も備蓄しており、地域の避難所として災害時における受け入れ環境の整備も重視しています。

健康増進
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情報発信型オフィス
階段の利用による運動を促す導線や雲梯(うんてい)の設置など、社員の健康増進を意識した設計をしながら、性別を限定しない色彩設計や充実した女性向けアメニティなど、多様な人が働くことのできる空間を具現化しています。
神鋼商事株式会社の新社屋竣工についてのプレスリリースがPR TIMESに掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。
社員の日々を支えるオフィス環境
心地良さと機能性を果たす特徴的な窓
各階の窓は社員にリフレッシュできる環境をもたらすと同時に、エネルギー消費にも配慮しています。熱効率を下げないよう、大きい窓は北側に設置。1階は、工場部門の様子や事業に関連するお客様のトラックの出入りなど、外の様子を把握できるよう西側に連続窓を導入しています。迫り出た3階自体が庇の役割を果たすことで、お客様や弊社社員が日差しの影響を受けずにスムーズな作業・連携が可能です。
非常時を想定した高度な設計
雨水を貯蓄できる1階床下の雨水タンクにも、独自の設計が施されています。特徴として、屋根に降った水を効率的に1階地下へ運ぶのはもちろん、大雨の際でも建物が雨によって損傷や汚損することのないよう、雨樋を屋根の内側に設置しました。単純に屋根の内側へ雨樋を設置するだけでは水が氾濫する可能性があるため、3段階の排水経路を確保。同時に基礎も高く設計することで安全性を担保しています。
「循環」を体現するエントランスの造作壁
神鋼商事にとって、多くのお客様との「接点」としての役割を持つ2階。エントランスには、「SHINKOH CIRCLE」のコンセプトを再現する、廃材を使用した造作壁を設置しています。素材の選定にあたり、人が触った際に不快感や危険性のない「真鍮線」を採用。壁内への混入密度について緻密に検証を重ねることで、コンセプトのモチーフとしてふさわしい、美しい風合いを演出することができました。
緻密な設計による機能美と経年変化の調和
2階から3階への階段にはワイヤーメッシュの手すりを採用。社員やそのご家族の転落を防止する安全性と、視界を遮らない金属的な質感の演出を両立させました。建物全体で機能と意匠の両立を重視している中で、特に2階は建物の中で経年変化が最も現れやすいエリアになっています。鉄の端材を利用したミーティングテーブルも設置し、お客様に色合いの変化を楽しんでもらえるよう今後も工夫していきたいと考えています。
社員の健康増進を実現する新設備
3階に設置された雲梯は、複数人が同時に利用しても強度や天井構造へ影響が出ることのないよう、施工現場の担当者と幾度も協議を重ねて設置されており、健康増進を兼ねて安心して日常的に活用しています。また同階には、雲梯以外にも寝転んで休息できるロフトやシャワー室も積極的に導入しており、室内に居つつも社員が心身ともに快適に過ごすことができる環境に配慮しています。
コミュニケーションが活性化する空間
同じく3階は、食堂・会議室とトイレや更衣室の動線を明確に区別することで、干渉が生じない合理的な設計をしている点も特徴です。個室を前提とするのではなく、収納可能なパーテーションやフロア全体を見渡すことができる開放的な間取りによって、部署を越えたスタッフ間での自発的な交流や、セミナーの開催など会社としての一体感が自然と生まれる空間を実現しています。
ギャラリー
平面図

- ①セキュリティ面や建物面積を考慮した動線・レイアウトを採用

- ①壁や什器等に再生材を利用し、「SHINKOH CIRCLE」を意識した空間
②エントランスをまとめることで、諸室を広く有効的に利用可能

- ①窓の取り方を工夫することで、大容量の収納スペースを確保
②天井部分の作り方を工夫することで、より快適・美しい空間を演出






